地球深部探査船「ちきゅう」

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2007・9・25 朝日新聞朝刊


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2007・9・22日経新聞




2007・9・22読売新聞朝刊




2007・9・22中日新聞朝刊



9月18日

朝、篠島での敬老会を終えて上京。昼12時、二階グループ新しい波の昼食会に福田候補の衛藤征士郎
先生が来て、我々の要望を聞いていただいた。私は少々遅れて着いた。そこで、二階先生が一昨日16日
のどの新聞の朝刊にも載った地球深部探査船「ちきゅう」について話をされていた。今日まで、地球の
メカニズムを研究する探査船は米国の研究探査船に乗って頼ってきた歴史であった。しかし迫る東南海・
東海大地震に対応するためにも、より充実した、調査研究をするために、日本の独立研究法人、海洋研究
開発機構が数年かけて600億の予算を投入して世界最大の掘削船を建造し、完成させたのである。9月21日
には、和歌山県新宮港を出発し東南海地震想定震源域での本格的な掘削調査に入ると言う。いずれは東海
地域の想定震源域での調査も視野に入れなければならないと思われる中、本年度からはこの調査研究費と
して新規に100億円余りの予算要望も文科省としてしなければならないのであって、これに向けても東海
大地震の起こる地域の国会議員として、これもすぐにも視察をせねばと思い急遽現地へ行くことにした。
今日は篠島から東京、東京から和歌山の新宮へと、随分の距離を動いたが、私はこの国のため、地域の
ために政治家として本気になって仕事をするということは、こういうことだと思っている。少しでもこ
うした地震研究が進み、なおかつ深海生物の研究から地球誕生のメカニズムが解ることが大切だと思う。

明日9月19日朝には、午前7時過ぎから8時30分まで、この研究探査船の視察をして東京へ戻る。私は本当
の仕事を信念を持ってやっている。

ところで、この船にも三菱重工の技術が生きていると聞いた。H2ロケット、MRJをはじめ最先端の技術に
貢献する日本企業の実績を見るにつけ、日本経済は本当にビルエモットと二階先生が共に言ったように
「日はまた昇る」だろうと強く確信した。

                                                    羽田空港にて

ところで夜のフライトだったが、ちょうどこの「ちきゅう」号が停泊している所が、丁度上空からも確認
することができるほどに、これは本当にサイズの大きな船だと思った。空港に着いて食事をし翌朝7時過ぎ
から船の視察をするので新宮市に宿泊することにしたが、ホテルに行く前に船をまず見に行った。本当に
大きな船だ。掘削するタリーも大きなものだ。びっくりした。明日が楽しみだ。




9月19日早朝7時30分から新宮港に停泊中の「ちきゅう」号を視察させていただいた。現地では早朝にも関
わらず、竹嶋新宮市副市長をはじめとする地域の皆さんと、独立行政法人、海洋研究開発機構の理事で、
今回の地球深部探査センター長である平朝彦氏以下同機構の皆様方に迎えていただいた。とにかくすごい
船だ、前日夜、外から見ていたが、夜でもピカピカに光っていた。上空から飛行機から見てもこの120mく
らいあるやぐらがくっきりと見えてくる。本当に大きな船だ。この船にのっている機材のひとつひとつは
石油掘削技術が優れている。またこの技術の進歩が激しい国、オランダ・ノルウエー・アメリカ製のもの
がほとんどだが組み立てたのは三菱重工業だ。この船には150人乗り込むことができる。これで探査活動
をした場合、160億円余りがかかるとされている。ちなみにこの船は世界中から空いていればひっぱりダコ
との事。石油探査の掘削にこれほど優れている船はないとの事。1年、5000万円で貸していただいたのだ
とこ事。ケニアとオーストラリアに練習かたがた遠征に行っていたのだとか。100億円程度はすぐにでも
できる金だとの事。独立行政法人なのだから、自らこうした金を作ることができて良いことだと思ったが、
何やらいろんなしばりがあって難しいのだそうだ。どうせなら空いている時は有効利用すれば良いのにと
思ったら、どうして独法になってもそうしたことができないのだろうか不思議だ。ところで今日は、21日
の出発を前にして、15人の外国人研究者が集まる日らしく次々に海外研究者が到着していた。まさに、
地球の記憶を掘り起こせと言ったところだろうと思うが、今この船は世界一の装置なのだそうだ。
ここで行われる微生物から地層の研究はいずれも地球の歴史とこれからを知る上でノーベル賞二つ三つ
くらいに値する研究を同時になしうるものとして評価を得るものだと聞いた。本当に日本は、まだまだ
捨てたものではないのだ。
18日に二階先生が福田総裁候補に、この「ちきゅう」号について話をされたと聞いたが、私は今日この
船を視察し、関係者のなみなみならぬ意欲に接して、この研究について日本側の予算の問題で足踏み
してはいけないと思った。是非、新首相が決定した時には、その所信表明演説で、この「ちきゅう」号
を引き合いに出して日本の科学技術の進歩が世界をリードする時代を迎えるに至った。この研究を強力
に政府として後押ししてくれるように話をしてほしいものだと強く思った。この事は、グループの各先生
と協力して是非、新首相のもと協力して頑張りたい。
これがいずれは東海地震の研究の時にも役に立ってくるに違いないからだ。
8時30分まで視察をしたら、すぐに白浜の空路へ、そこから羽田空港に戻り国会へと戻った。


9月18日午後10時頃。夜でも停泊中の「ちきゅう」は、こん
なに明るい。ここに居た警備員の人にびっくりした。こん
なに遅くに来た我々にまでパンフレットをくれたのだ。翌日
この事を平先生に言ったら、いつ何時に来た人にもパンフ
を渡して知ってもらえと言っている、との事。官にもサービ
ス精神が芽生えてきた!?
前日の夜から9月19日早朝7時30分からの視察。この
船のサイズの大きさがわかるだろう。

松浪文科副大臣からのメッセージ。18日の出発
前に船に乗りに行ってくると申し上げておいた。

            さて船内の視察、ここは船の全てを制御する場所。真中の方がこの船のプロジェクト
            の責任者の平先生。15年をかけて600億円をかけて建造されたこの船がいかに素晴
            らしい研究の粋なのか世界から期待されているか教えていただいた。
ここはヘリポートの上、洋上に出たら、時にヘリコプター
でここに降りなければならない。新宮市の皆さん(平先
生の右側の方)と一緒に。
恐らく100mはある高さのやぐら。ここからライザー
パイプ、ドリルパイプを使って掘削をする。
これがドリルの歯となる。
これで地下6000mマントル
にすれすれまで掘り進む
ことになる。左側の方がよ
り堅い所を掘れるとのこと。
掘削装置アイアンラフネックと言うもの(パイプ類のねじの締め付け戻しを行う装置)この赤い所がドリルを入れる所。 これがドリルパイプ。これを見事につなぎ合わせて地下6000mの深さまで掘れるようにするパイプ。 船内では様々な地質調査用のラボがある。
微生物から新エネルギーまで、ノーベル賞
三つ分くらいの研究がいっぺんに行われて
いる。欧米からの研究者を含めて15人の外
国人と共同研究をしている。
左の写真で我々が見ているのはこの穴。
この穴が船の真中に空いていてここから海中へパイプを入れる。
  これがパイプです。これをつないで6000mの
  地下まで穴を掘るのです。一本一本は本当
  に大きいものです。
      平先生から今後の事など多くを伺いました。早朝の視察にもかかわらず関係者全員、真剣に話をしました。前日
      9月18日、我グループの会長であり総務会長の二階先生から福田総理候補にこの「ちきゅう」号のことも話があった
      ことを伝えた。是非、新首相の所信表明の演説のとき、科学技術の進歩と日本の果たすべき役割について、この
      「ちきゅう」号のことを使って話をしてほしいものだと思っている。松浪副大臣、二階先生とも相談してみよう。
光文社新書から出ている、「地球の内部で何が起こっているのか?」
平先生も共著として出している本を先生自らサインをしていただいた。
そこの書いていただいた先生の言葉。
「共に解くちきゅうの謎」であった。科学技術の進歩を国家
のためにもっと伸ばしてゆくのは我々の役目だ!!



9月16日(日)中日新聞朝刊