10月1日 国会にて


 福田新首相の所信表明演説があった。福田内閣の船出の日だ。

思えば912日、誰も予想することができない事が起こった。多くの国民の皆さんにお詫びの言葉も無い状況だった。私も安倍さんに投票した一人として深い反省だ。その前に、与党がそもそも参議院選において敗北したのは、小泉政権以来の構造改革路線が否定されたものではない。だが民意は、格差が出はじめていることに不安を感じ、その縮小を指向し、弱者にも配慮した政策が必要であることを如実に示されたものだと思う。そして今回、私は福田康夫氏に一票を投じた。私は、これからが一番大変なことになると思っている。決して楽なものではないと思っている。しかし選挙は、前回の選挙以来の国会議員の仕事ぶりこそが一番大切なバロメーターではないだろうか。これほど与党と野党で仕事の差がしっかりとついているにも関わらず、それでも差がつかないどころか追い越されるとすれば、もはやそれは現場で死ぬ思いで頑張っている議員ではなく、その議員の集団である政党という組織が起こす訳の分からない出来事(この事は全て我党に責任があり、言葉だけではない深い反省と行動をしていかなければなりません。)と、この国の全てを打ち砕いていくマスコミにあるとしか思えないのが今ではないだろうか。マスコミこそが、政治を「劇場型」に変え、自分たちがアジることで世間を煽るだけの存在になってしまったのではないのだろうか。彼らは無責任だ。私達は真剣に深く静かに野党と建設的に議論をしたいと考えている。そのつもりではあるが、相手が我々のように、全てにおいて裏づけのある議論ができるか心配だ。何故なら、政策についても、現場を知らない人があまりに野党に多いからである。

そんな殺伐とした荒涼とした国会に登場した福田さんに、私はとても期待している。「最後にこの人でやり直す」という思いでいる。福田さんの大好きな言葉は「一国は、一人を以って興り一人を以って亡ぶ」である。まさに、国は一人の宰相によって左右される。私は心から、この新しい首相と一緒に是非この国の為に全力を尽くしたいという気持ちで一杯なのだ。まずテロ特措法の延長については、我国の国益に資するものであり、また国際社会で果たすべき責任の観点からも、是非これは必要なことでる。こんなことを政争の具にしかしない野党議員に本当に、国に対する責任を持たせることができるのだろうか。そして、農業に、漁業に、中小企業に、新空港の2本目の滑走路に、商店街に、観光に、大企業に、教育に、医療に、介護に、少子化問題に、高齢者医療負担増の凍結をはじめ全ての問題にとにかく全力でぶつかっていき、私の国日本、みなさんの国日本、そして私の知多半島に明るい未来を築きたいだけなのだ。

ここに福田さんの所信表明演説の生原稿を載せておきたい。野党の諸君や、マスコミはこれを具体性に欠けた面白味のないものと叫ぶだろう。私の目には、行間に未来への具体策が一つ一つ確実に鮮明に写る素晴らしい作だと読める。まるで黒檀の如く、硬くて地味な、しかし美しい演説であったと私は思う。総裁選のキャッチフレーズであった「自立と共生」を三回繰り返し、「国民の安全、安心」を重視する政治姿勢を示されたと思う。この人となら本気で日本の為に頑張れると確信している。

そこで福田新首相に1つの希望がある。この国の首相として、そして与党の責任ある党首として、300選挙区を全て一度は回るという行動を取ってほしいのである。毎週必ずどこかの地方に居るということをしてほしい。これは単に選挙のためではない。ぶっ壊れそうになっている日本の欠片を、崩れないように手当てをする作業を、この危機だからこそ福田さんが率先垂範して回っていく姿を見せるところに大切なことがある。かつて群馬県知事選挙で見せたことを今度は祖国日本の為、全国を回るのである。党4役も一緒に回ってはどうだろうか。我党は変わったのだ。本気で全員野球をやる準備は整っていると知ってもらう為に、黙って行動に移す時だと思う。衆参両院で多数派が異なる国会の下、国民生活と国益を守る為の政策をどのように推進していくのか。それが新首相の最大の課題ではないだろうか。

「皆さん、福田さんはきっとやりますよ!」それが今日、所信表明に拍手をした私の感想である。








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福田総理所信表明演説 全文